エロの哲学 -ZAX x CLOUD-

夜の部屋の中で

 

 

「クラウド〜」

「何?」

「最近バリエーションが乏しくなってきたような気がしないか?」

「……は?」

「こういう時って一般的に言う倦怠期と同じだと思うんだよなあ〜。やっぱりこういうのは楽しみながらやるべきだよな、うん」

「楽しみながらって…まあ、それも良いけど」

「だろ?って事は、だ。何か刺激的な方法が無いかってことになってだな。俺はそれについて昨日すっごく考えたわけよ」

「へ、へえ…」

「で、俺は今日あるモノを用意してきた!」

「あるモノ?」

「そうだ。ええと…そうそう、コレコレ!じゃ〜ん、どうだ!?」

「!!!!!!!」

「ふっふっふっ…あんまりにも良いアイディアすぎて声が出ないだろう?」

「……っていうか。それって…コスチュームじゃ…」

「ぴんぽーん!しかもこれはただのコスチュームじゃないぜ?警察と泥棒コスチュームセット…名づけて“鬼ごっこ”セットだ」

「鬼ごっこセット……」

「まずお前がこの泥棒コスチュームを着るんだな。ちょっと着てみろよ」

「えー…」

―着替え中―

「…何かコレって全身タイツっぽくてピッチリするんだけど。あ、何か変なトコに穴が開いてるよ。不良品じゃない?」

「いや、それで良いんだ。タイツを着つつもその穴からやれるっていうシロモノなんだから」

「……」

「あ、クラウド。一応これもつけてな」

「え。これもつけるの?…緑の唐草模様の風呂敷って…いかにも泥棒じゃん」

「だって泥棒コスチュームだもんよ。ほらほら、これをこう…鼻の下で縛ってだな……おお!すげ〜泥棒っぽいぞクラウド!」

「…俺、今の自分だけは見たくないよ…」

「はっはっはっ。で、俺はすかさず警察コスチュームを着る…と」

―着替え中―

「おっしゃ!完璧!」

「ちょっと待ってよ、ザックス!その手に持ってるものは何!?」

「え?ああ、これか。何だかオマケでついてたから持ってみたんだ」

「それって一般的に言う鞭ってやつでは…」

「だよな〜。気がきいてるセットだなあ」

「え。それって一般的に言うSMってやつでは…」

「だよな〜。俺そういうのやったことないから面白いかも」

「……叩かれるのは勿論、俺だよ…ね?」

「そうじゃないか?」

「……」

「じゃ早速使ってみようかな〜」

「―――――――――泥棒、逃げますっっ!!!」

「え。あ、クラウド!もう開始か〜??」

―泥棒、逃走中―

「絶対につかまるもんかっての!」

―警察、追跡中―

「クラウド〜何処行ったのかな〜??」

――鬼ごっこ中―

 

結果、朝がやってきてタイムオーバー。

警察、惨敗。

 

 

 

 

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