LOVE MORAL
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-VincentxCloud-

過保護もほどほどに♪

「クラウド。今日は出かける予定だったろう?」
「あ、そっか。忘れてた!じゃあ支度するから待ってて」
「ああ」
「(ゴソゴソ)ええっと…適当な服は、っと…」
「(サッ)クラウド、これを着ろ」
「え?俺こんな服持ってたっけ?」
「お前は薄い服しかない。最近寒いからな、私が買っておいたのだ」
「さっすがヴィンセント!ありがと!」
「ふっ…私はお前が喜んでくれさえすれば良いのだ」
「(着替え中)」
「何しろ私はお前にゾッコン(死語)で、お前が風邪などひこうものならどうして良いか…いやしかしそれも美味し…」
「よっし!支度できたぜ!」
「…クラウド。それではまだダメだ」
「は?」
「それでは寒すぎる。これを着ろ」
「?…俺、こんなジャケット持ってたっけ?」
「お前は薄いジャケットしかない。最近寒いからな、私が買っておいたのだ」
「さっすがヴィンセント!ありがと!」
「ふっ…私はお前が喜んでくれさえすれば良いのだ」
「(羽織中)」
「何しろ私はお前にホの字(死語)で、お前がくしゃみでもしようものならどうして良いか…いやしかしそれも可愛…」
「よっし!支度できたぜ!」
「…クラウド。それではまだダメだ」
「ええ!まだ!?」
「それではまだ寒い。これを持て」
「…これってカイロ?」
「お前はホカホカグッズがない。最近寒いからな、私が買っておいたのだ」
「さっすがヴィンセント!ありがと!」
「ふっ…私はお前が喜んでくれさえすれば良いのだ」
「よーし!じゃあ行くか!じゃあ俺バイク出し…」
「待て待て待て!それは危険だ!今月は交通安全強化月間だ!!」
「え…でも俺、別に違反とかしな…」
「駄目だ!仮にお前が事故にあったらどうする!うっかり減点になったらどうする!?」
「え…じゃ、じゃあどうするんだよ…」
「私が車を運転する。お前はそれに乗るのだ。良いな」
「あ、ああ…分かった」

―車に乗り込み中―

「よし、OKだぜ!」
「…クラウド。何故、助手席に乗っているのだ」
「え?だって二人しかいないんだし普通だろ?」
「馬鹿者!仮に事故にあったら助手席が一番危ないのだ!お前は後部座席だ!」
「ええっ!?でも普通は…」
「嗚呼…事故にあったらお前は私を置いていってしまうつもりなんだな…そんな事になったら私はどうすれば良いのだ…もう生きていけな…」
「わ、分かったよ!後ろ乗るよ!」

―クラウド、後部座席へ―

「これでOKだろ!?」
「…クラウド。何故シートベルトをしない」
「え?だって後ろってシートベルトしないだろ、普通?」
「馬鹿者!何故シートベルトがついていると思っているのだ!仮に事故にあってもお前を助ける為だけに自動車会社がわざわざ面倒なのにそれを付けてくれてるのだぞ!」
「ええっ!?で、でもヴィンセ…」
「嗚呼…事故にあったらお前は私を置いていってしまうつもりなんだな…そんな事になったら私はどうすれば良いのだ…もう死んだ方がマ…」
「わ、分かったよ!つけるよ!」

―クラウド、シートベルト着用中―

「これでOKだよな!?」
「…クラウド」
「何だよ、まだ何かあるのか?」
「この先事故にあうかもしれないし、お前は寒さに凍えてしまうかもしれない。そんな事になったら私は食事も咽喉を通らず後悔の念に胸を押しつぶされ最早生きてはいけないだろう…」
「は、はあ…。で、その心は?」
「(キッパリ)危険だから出かけるのはやめよう」
「何でそうなるんだよ〜!!!」

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