「おい、ルーファウス。夕食は何が食べたい?」
「そうだなあ、やっぱりパスタだな」
「パスタだと!?昨日もパスタじゃないか」
「良いじゃないか、別に」
「良いものか!昨日どころか一昨日も一昨昨日もずっとずーっとパスタなんだぞ!いい加減別のものを食いたいんだ俺は!」
「えー…じゃあ何が食べたいんだよ?」
「焼肉」
「やきにくぅ〜!?お前なあ、私がそんな脂っこいモノを食べれると思ってるのか!?お前と違って私はヘルシー人間なんだ!」
「焼肉を愚弄するのか!?」
「当前だ!そんなものを食べた日には胸焼けがして気持ち悪くなるだろ!パスタだ!今日もパスタ!!」
「ふざけるな!今日という今日は絶対譲らないぞ!今日こそ肉だ!焼肉だ!この際しゃぶしゃぶでも良い!!」
「駄目だ!絶対パスタだ!ふざけんな、このタコ!」
「タ…っ!貴様あ…俺のトラウマを…!!」
「ふふん!いいか、今日も絶対パスタだ。昨日はイカ墨パスタ、一昨日は海鮮パスタ、最一昨日は野菜たっぷりパスタ、今日は…」
「ふざけるなああああ!!今日は霜降り松坂牛だああああ!!」
―周囲、ざわつく―
「…おい、セフィロス。私達はどうやらかなり目立ってるらしい」
「…そうみたいだな。戦闘場所を変えるとするか」
「ふふん、望むところだ」
「じゃあ咽喉を潤しながら戦闘だな」
「あ、私は紅茶だぞ」
「は?何言ってるんだ、珈琲だ、珈琲」
「何だと?私のような高貴な人間は王室御用達最高級紅茶しか飲めないんだぞ」
「知るか!飲み物は珈琲と相場が決まってるんだ」
「いーやーだっ!紅茶しか飲みたくない!」
「ふざけるな!ブレンド珈琲だ!」
「珈琲なんて胃が痛くなるだろ!ポリフェノールも取れて素敵に健康な紅茶の方が何倍も…」
「駄目だ!ブレンド珈琲だ!この際エスプレッソでも良い!!」
「おいおい、品が良くなってるだろ!」
「うるさい!珈琲だ、珈琲だ、珈琲だ!!!」
「いやだ!紅茶だ、紅茶だ、紅茶だ!!!」
「お前などオレンジジュースでも飲んでいろ!」
「何だと!?お前なんか水でいいだろ、水で!」
「貴様あああ!!」
―周囲、呆れる―
「もうお前など知るかっ」
「そっくりそのまま返してやるっ」
結果、別行動に…悲しいかな、好みの差異。 |