熱望

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CLOUD (sephiroth x cloud)

 

 

 

ねえ、抱いて。

そう言う俺に、貴方はそっと口の端を上げる。

「随分と好きなんだな、全く感心する」

そんなふうに言いながら俺の服を手荒に剥ぎ取る。

本当は違う。こんなふうにしたいんじゃない。

俺は欲しいのは、本当はこんなものじゃなくて、だけど俺には分からない。

どうしたら貴方は俺を見ていてくれるのか。

そんな事すら、俺には分からないんだ。

心が欲しくて、焦がれて、それでも分からないから。

だから俺は必死で、この身体で貴方を繋ぎとめる。

身体でそうできるなら、それでも良かったんだ。身体じゃなくても、そうする術があるなら、それでも良かったんだ。

手段なんてどうでも良いから、貴方と繋がっていたかった。

俺に分かっていることは、この身体だったら少しでもそれができるということ。

だから、俺は貴方にこの体を差し出す。

 

何て事ない。

何て事ない。

 

これで少しでも貴方と一緒にいられるなら、いくらだって差し出すよ。

壊れても、使い物にならなくなっても、それでも。

ちょっとくらいの痛みに耐えれば良いんだ。

ちょっとくらいの涙に耐えれば良いんだ。

それで少しでも貴方が側に感じられるなら、それで良かったんだ。

それだけで満足だったんだ。

「こんな事でお前は満足なのか?」

そう聞いてくる貴方に、それでも答えられない。どうしてなんだろう。

満足だって分かってるはずなのに。

それなのに……。

引き裂かれるような痛み。

声にならない呻き。

それでも大切な瞬間の連続。

こうして貴方といると実感できる時間。

もしもコレが無くなったなら、俺はどうなってしまうんだろう。

俺は俺じゃなくなるかもしれない。

そのくらい大切で、そのくらい俺を占める想い。

例えこの想いが貴方に届かないとしても、それでも俺はきっとこうして貴方を求めるんだろう。

ずっと、いつまでも。

 

届かないと知っていても、尚。

貴方を繋ぎとめる為に、たったそれだけの、それでも大切すぎるその想いの為に。

 

 

俺は貴方を。

 

 

ずっと。

 

 

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