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■JOB SYSTEM 2■
伝説のジョブを求め、バッツ達一行は歩みを進めていた。 勿論、今回も情報元はあやしい。 「リックスの村の近くだって話だったな」 「ああ」 故郷を思い出し、バッツはしみじみしつつ、そう答える。 「俺の故郷なんだから、そう悪いジョブじゃないはずだよな!」 明るく言うバッツに、ファリスは、 「あ…ああ…た、多分な」 と口をモゴモゴさせて言った。 また変なジョブじゃなきゃ良いんだけどなー、と思いながら―――。
「こ、これが伝説のジョブ―――!」 キラリと光る物体を見つけ、一行は声を上げた。 見るからに妖しそうな光である。 「(ピンクだぞ、この光ッ!や、ヤバイ気がする…)」 「(わ、私もそう思ってたトコロ…)」 「(え〜、何がヤバイの??)」 「(…クルル…お前、ピンクの意味、分かってるのか?)」 「(分かんないよう?)」 「(……はあ…)」 ヒソヒソとファリスとレナとクルルが話している隙に、事もあろうかバッツはジョブチェンジしていた。
「あ――――ッ!!バカ――ッッ!!!」
叫ぶファリスに、バッツはきょとんとして、 「だってコレ見てみろよ」 と言う。 その物体と一緒に添付されていた紙には、こうあった。 『装備可能:男のみ』 「うっ…これまた怪しい…」 ファリスが呻いた。というか、男のみなのはともかく、バッツというのがヤバイ気がするのは自分だけだろうか。 とにもかくにも、レナはこう聞いた。 「バ、バッツ?そのジョブって一体…」 明らかに怪しい服装である。 シングルスーツに、柄シャツ。首元には18金ネックレスが光っている―――…。
「ふっ…知りたがり屋さんだなあ…レナは」
ビクゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!
二人は蒼褪めた。 ――――――明らかにキャラが変わっているっ! しかもどうだろう!?
その目はキラリと光っているではないか!
「何だか…ただならない雰囲気だ…」 ピンクムード満々になってきたその場で、ファリスは呻く。その隣ではクルルだけがきょとんとしていた。 と、その時である。
悲劇が起こった!
「ああああああーッ!!レナぁぁぁッッッ!!!!」
気付けばレナの目はハートに変化している!
「バッツ…(ぽっ)」 「ふっ。俺は罪な男だな…(キラーン)」
レナを抱き寄せようとしている狼に、ファリスは慌てて止めに入った。ついつい手がグーになったのは仕方無い。不可抗力である。 「おいッ!何してるんだ、お前ッ!!」 そう叫んだが、バッツはひるまなかった。
「気が強い娘、好みだぜ…」 「×%&$#*〜〜〜ッッッ!!!!」(※声にならなかったらしい)
そんなこんなで後に判明した事は、そのジョブが「たらし」というジョブだったという真実であった。 因みにこいつは何故か犯罪を恐れてクルルには手を出さなかったらしい…。
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