LOVE MORAL
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-LenoxRufuse-

マンネリは大敵♪

「なあ。たまにはもっと他のところに行かないか」
「何で?」
「だって。いつも同じバーで飲むだけだろう。それじゃつまらないじゃないか」
「そうかな?俺はそれでも良いんだけどな」
「お前が良くても私は嫌なんだっ」
「あーそう。じゃ、例えばどこに行きたいのかなっと」
「例えば…たまには何かこう、雰囲気ある所で語らってみるとか…」
「雰囲気なんて此処で十分だろ。ってことで、却下」
「早っ!」
「そんなこと無いって。だって雰囲気なんか此処で十分だし、語らうなんていつもやってるじゃん。それとも何、もっと他に何か要望アリ?」
「アリだ!大アリだっ!!」
「じゃあ何」
「だーかーらー!もっといつもと違うことをしたいんだっ。たまにはドカーンと何か!」
「ドカーンってどんな感じ?」
「ドカーンはドカーンだ!大スペクタクルな熱愛とか、大悲劇とかそういうドカーンとした…」
「え、ってことは熱愛とか悲劇とかやりたいのかな、っと」
「そうそう!もっとこう、胸が焦がれるくらいの…」
「じゃ、サヨナラ」
「って展開早すぎだっ!何でいきなり別れになるんだ!!」
「だって。今、悲劇とかやりたいって言ったんだぞ、っと」
「それはそうだけど!…じゃあ分かった。もう悲劇は良いから、熱愛の方にしてくれ。大スペクタクルな熱愛だぞ」
「大スペクタクルな…ね。じゃあまずはどっかに誘拐されるところからスタートだな」
「は?誘拐??」
「そーそー。だって大スペクタクルっていったらRPGゲームみたいなヤツだろ。ま、囚われの姫を勇者が助けに行くっていうのが王道パターンだぞ、っと」
「え、ちょっと待て。囚われの姫ってまさか…わ、私がやるのか?」
「トーゼン!じゃなきゃ大スペクタクルにならないだろ」
「いやでも、それはいかにもヤバいような…」
「じゃ、まずは誘拐相手に連絡取るところから始めないとな。えっと、電話電話、っと…」
「…おい。どこに連絡するつもりだ」
「え。そりゃツォンさんかルード」
「はあ!?」
「悪っていったら神羅だろ。誘拐はタークスの仕事だからツォンさんかルードが妥当かなって。どう、大スペクタクルだろ?大手企業の神羅相手に、俺は身一つで救出に…あーそうだ。まず俺の籍外してもらわないと」
「おいおい!訳わかんないぞ!」
「何で?どこが?」
「神羅の人間が神羅に捕まってどうするんだ!誘拐でも何でもないじゃないか!もっと確実に誘拐してくれないと困るじゃないか!」
「注文が多いぞっと。じゃあどうする?誘拐犯を作らないと」
「お前が誘拐犯になれば良いじゃないか」
「おお!それ妙案!実は一回やってみたかったんだ。そーいう大スペクタクルなヤツ」
「だろう?お前ならきっと大成功だぞ。じゃあその線でいくとして…で、誰が助けてくれるんだ?」
「さあ。ツォンさんかルードじゃないか。タークスの仕事だし」
「でもそれじゃ意味ないだろう?」
「だって俺、誘拐犯だし。助けるのと正反対だぞっと」
「あれ…おかしいな。どうしたら大スペクタクルになるんだ?」
「さあ。…あ、酒切れ。マスター!同じのもう一つ!」
「あ、私の分も頼む」
「良し!酒飲んで計画練るぞ!今日は夜通し打ち合わせだな、っと」
「ああ、そうだな!今日はガンガン飲むぞ〜!」

…何だかんだ言って結局いつも通り酒を飲んでいるだけの二人。(笑)

 

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